その夏は、記録的な猛暑だった。
 気温は連日三十度を超え、熱中症で倒れる人が続発、とニュースが注意を呼びかけていた。東城大学医学部附属病院にも何人か運び込まれたことだろうが、天城の下で働く世良には詳しいことはわからない。ただ毎日だらだらと汗を流しながら、病院への坂道を登る日々だった。
 そんな中、天城の棲み家でもある旧教授室のクーラーが、壊れた。
「これじゃ仕事にならないな」
 効かないリモコンをぽいと放り投げ、天城が肩をすくめる。
「仕方ない。今日は休みだ。ジュノも休め」
「えっ」
 世良が反論の言葉を考えている間に、天城はさっさとどこかに電話して、クーラーの修理の手配をすると共に、世良の休暇をもぎ取ってしまった。天城と行動を共にするだけで白い目で見られるのに、その上さらに避暑目的のような休暇なんて取ったら余計に遠巻きにされてしまう。そんな世良の思惑は知らず、天城は夏休み前の小学生のような、楽しくてたまらないという様子で告げた。
「クーラーがないと、この部屋は人間の住む環境じゃないからな。ジュノの家に行こうか」
「……え」
 こうして、彼との夏休みが始まった。



「狭いですよ」
「構わない。私も学生の頃は貧乏だった」
 それはグラン・カジノのハイ・ローラーと比べたら、大抵の人間は貧乏だろう。世良が心のなかで吐いた皮肉を裏付けるように、下宿の部屋の扉を開けると、天城は一瞬、言葉を飲んだ。その反応に満足する。貧乏とはこういうものなんですよ、天城先生。
 と言ってもそれほど酷い部類ではないのだが。下宿のおばさんに聞かれたら怒られそうだ。
「掃除するので、ちょっと待っていていただけますか」
「暑いんだが……」
「閉め切っていた部屋よりは、廊下の方がまだマシです。クーラーもかけるので、待っていてください」
 噛んで含めるように言うと、天城はこくりと頷いた。世良は一度部屋に入ると、冷蔵庫から麦茶を取り出してコップに注ぎ、取って返して天城に渡した。ひんやりと冷たいガラス製のそれを、天城は両手で包み込んで、自身の温度を移していく。その様子に頬を緩め、天城に気付かれない内に、世良は部屋の中に引っ込んだ。
 散らかった洗濯物、流しに置いたままの食器、床に積まれて埃を被った医学書。溜息を吐いている暇はない。まずはクーラーのスイッチを入れ、洗濯物を手早く畳んでタンスにしまい、食器は洗って食器棚へ、医学書はせめて机の上に運んでおいた。一年を通して敷かれたままの布団は三つ折に畳んで壁際に寄せる。冷蔵庫の中を覗いて賞味期限の切れたものを捨てたところで、時間切れと言うようにチャイムが鳴らされた。自分の家のチャイムの音を聞くのが久々で、思わず苦笑してしまう。室温計を見ると二十ニ度。充分だ。
「お待たせしました。あ、靴は脱いで下さいね」
「ああ」
 靴を脱いで、一歩踏み入れた天城が首を傾げた。ちなみにその足元の小さな鞄には、旧教授室から持ってきた彼の着替えが詰まっているらしい。
「……お邪魔します」
 違和感を大量に搭載した声音で言う様子に、堪えきれず吹き出した。天城はむっとした様子で世良にコップを返すと、部屋の中央に仁王立ちしてきょろきょろとする。
「どこに座ればいいんだ?」
「えーっと」
 大学入学と同時に借りて以来ろくに梃子入れをしていない世良の部屋には、勿論ソファやカウチなんて大層な物は置いていない。泳がせた視線の先にあった座布団を、天城の前に置いてやる。天城はそれを凝視してから、ぎこちなく腰を下ろした。その頭の中にはきっと、モンテカルロで彼が定宿にしていたあのホテルがフラッシュバックされているに違いない。セレブご用達のあんなホテルと比べたいなら、もっと給料を上げてもらわないと困る。世良は溜息を吐いて、天城の後ろ、畳んだ布団の上に座った。
「ジュノはこっちに座らないのか?」
 天城が首をひねって、軽く見上げてくる。普段見下されるばかりの長身の彼のつむじが見えるシチュエーションは新鮮だ。
「俺はこっちでいいです」
 答えた世良の手を取って、ふうんと天城。手の甲に当てられた頬はしっとりと冷え、指先に擦り寄った唇はほんのりと温い。首筋に触れると熱い。キスできるかな。最近柔軟してないからな。思いながら背中を曲げる。唇に触れた。舌を入れる。絡めづらい。顔を離して、彼の肩に触れる。指の動きでこちらへと伝えると、天城は素直に、向き直ってすり足で近付いた。座る位置をずらして壁に背中を預けると、伸ばした足の上に天城が乗ってくる。せっかく天城を見下ろしていたのに、もったいなかったな。せめて主導権だけは握ってやろうと、舌を絡めて甘噛みし歯列をなぞり、そうしながら手で脇腹をなぞる。世良に聞かせるために天城が漏らす声は甘やかで気持ち良い。押し倒すと畳が固かったらしく、天城が僅かに眉をひそめた。笑って布団を広げ、もう一度仕切り直して押し倒す。シーツは一昨日洗ったばかりで、良かった。



 結局最後までしてしまった。まだ昼間なのに。後ろから天城を抱いて、世良は一人背徳感に駆られた。病院ではカンファの最中だというのに。
「ジュノ?」
 天城が身を捩り、世良の腕の中でくるりと回転する。髪を撫でられ、それが湿っていることに気付く。そういえば、クーラーを付けているのに、二人とも汗だくだ。
「腹が減った」
「何か作りましょうか」
「おお、ジュノの手料理! 何が作れるんだ?」
「……いろいろ作れますけど、今日はそうめんにしませんか? 消化にいいですし」
 賞味期限切れの食材を処分したら、冷蔵庫の中には何も残らなかったのだ。最近、天城に付き合って外食ばかりだったから仕方ない。
 つぶらな瞳で、そうめん、と天城が反復する。耳慣れた単語も、天城が言うと異国の言葉に聞こえるから不思議だ。おいしいです俺は好きです、と言い聞かせると、懐かしいしいいよと天城が頷いた。良かった。炎天下の中、一人で買い物に行くのはごめんだ。やたらと暑さに弱いらしい天城を連れて行く選択肢は、世良の中にはない。
 起き上がってジーンズだけ履き、シーツにくるまった天城には風呂の場所を教える。お湯を沸かしていると、風呂場からシャワーの音が聞こえてきた。なんとなく気分が良くなって、鼻歌を歌う。どこで聞いた誰の歌だか思い出せず、同じメロディラインを繰り返した。やがて体が冷えてきたので、先程まで着ていたのとは違うTシャツを着る。
「バスタオルと服、ここに置いておきますね」
「メルシ」
 水音と共に、扉越しのくぐもった声が応えた。
 そうめんを冷やして皿に盛りつけていると、髪を拭きながら天城が風呂場から出て来た。濡れた髪の先が水を含んだ筆のように細まり、滴り落ちた水が床に小さな水たまりを作る。
「あ、悪い、ジュノ」
「いえ」
 着ているのはスラックスだけ、上半身は裸の天城の姿から、さり気なく目をそらした。天城は世良の様子には無頓着に鼻歌を歌いながら、上着に袖を通す。薄手の黒いシャツの袖をラフにまくって、いつもより一つ多くボタンを外した天城の肌に、自然と目が吸い寄せられた。天城の鼻歌はさっき自分が歌っていた旋律で、それはそもそも天城が機嫌の良いときに奏でるものだったと気付いたのは、彼が歌うのをやめてからだった。
 押入れの中から折りたたみ式の卓袱台を持ってきて、布団を畳んだところに代わりに置く。並んで座り、二人揃って手を合わせる。
「いただきます」
「召し上がれ」
 ちゅる、と音を立てて、二人の口に次々とそうめんが消えていく。薬味はわさびと天かす。世良はネギが好きだったけれど、ないものは仕方ない。
「うまい」
 天城は一言言ったきり、もくもくと箸を動かす。味にはうるさいようなことを口では言いながら、彼が食べ物を残したところを世良は未だに見たことがない。時折卓袱台の表面に跳ねためんつゆを、その度に拭いてやる。
 二人分のそうめんが二人の胃袋にきっちりと収まって、食器を下げるのは世良一人。とりあえず水に浸しておいて、戻ってクーラーのスイッチを切る。
「なんで切るんだ」
「あんまりクーラーに当たると、健康に悪いですよ。……って医者の大先輩である天城先生に言うのも変な感じですけど。しばらく扇風機だけでもいいでしょう?」
 ベランダに続く窓を開けると熱い風がむわっと押し寄せ、部屋の中の冷たい空気と混じって温くなる。蝉の声が聴覚から暑さを感じさせる。片隅にうずくまっていた扇風機を持ってきて、ボタンを押す。羽が回って強い風を生み出した。
「この部屋の主はジュノだからね、ジュノに従うさ」
 天城は肩をすくめた。
 することはなかったけれど、もう一度体を重ねるには先程の余韻が体に残っている。さてどうしたものか。立ったまま考えていると、天城が突然布団を広げてぎょっとする。
「天城先生?」
「眠い。少し寝るから、適当に起こせ」
「適当に、って」
 そんな指示があるか。言い募ろうとした世良の目の前で、天城がすうっと瞼を閉じた。「先生」近寄って呼びかけると、片目だけそろりと開く。
「一緒に寝ようか、ジュノ」
 囁きと共に右手が差し伸べられて、世良はあっさりと、その申し出の前に陥落した。

 茹だるような暑さか騒音の如き蝉の鳴き声か、いずれにせよ真夏の前には睡魔も力及ばず、目を覚まして時計を見ると、また一時間も経っていなかった。
 腕の中の天城はまだ寝息を立てている。すうすうと呼吸と同時に背中が動く。思うまま寝て思うまま食べて思うまま眠って、子供のようなその様子が面白く、愛しい。額に張り付いた天城の髪を人差し指で脇へ寄せる。彼を起こさないように、静かに布団から離れた。
 扇風機は規則正しく左右に首を振っていたが、部屋の中の空気は既に外と同じくらいに熱気を帯びている。直射日光に晒されないのが、せめてもの救い。何か冷たいものが食べたい。首筋を滴った汗をTシャツの裾で乱暴に拭いて、財布だけ持って外へ出る。鍵はかけなくても、まあ、大丈夫だろう。
 じりじりと照りつける太陽と焦げるようなアスファルト、蝉の合唱に重なる微かな風鈴の音。小学校の前を通ると、はしゃぐ子供の声と塩素の匂いが一瞬だけ世良を捉えた。炎天下で走り回ったサッカー部時代を思い出す。思えば遠くに来たものだ。見上げた空が抜けるように青かった。
 家に帰ると、扉の前で中の音を伺い、そっと慎重に扉を開ける。
「ジュノ!」
 たちまち、奥から声が飛んできた。弾んだ声に、黙って抜け出して悪かったかな、とちらりと思う。一人で起きて、さみしかったかもしれない、なんて、今日はちょっと彼に甘い。はいはいと返事をしてサンダルを脱ぐ。
「ああ、おかえり、ジュノ」
 振り向いた天城の正面には運動を止めた扇風機。風を含んだシャツが帆のように膨らみ、髪がなびいて額が涼しげだ。風を顔面で受け止めて、一体何をしていたのかこの人は。
「……ただいま帰りました」
「どこに行ってたんだい」
 再び扇風機に向き直った天城の声が振動する。子供の頃はよく同じように扇風機の前であぐらをかいて、ひたすら母音を伸ばして遊んでいたなと想い出す。
「コンビニです」
 ビニール袋からそれを取り出して、天城のうなじにぴたりと当てた。
「うわっ」
 声と共に天城の体が床から浮いた、ような気がする。それほど彼の反応は激しく、らしくなかったので世良は声を出して笑ってしまった。首筋をてのひらで押さえながら、天城は勢い良く振り返る。
「何をするんだ、ジュノ」
「アイス買ってきたんです。食べましょ」
 彼の怒りをいなすように笑いかける。何を気に入るかわからない彼には奮発してハーゲンダッツのミニカップ。世良自身には低価格のアイスバー。天城の首に当てたのは、アイスバーの方だ。
 はいどうぞ、とハーゲンダッツを渡すと、ふんと満更でもない様子で受け取った。続いてコンビニで貰った木製の小さな匙を渡そうとして、思い直して食器棚からスプーンを取ってくる。彼がこんな木匙を使うとは思えない。案の定、天城はなんの躊躇いもなくスプーンを受け取って、ハーゲンダッツに突き立てた。大した感慨もなくそれを口に運んでいくのを見ながら、本当に貴族だなとしみじみ思う。小市民である世良にとって、そのブランドは贅沢の味なのに。不貞腐れてアイスバーを齧っていると、目の前にスプーンが差し出される。
「食べたいんだろ? ジュノったら物欲しげな顔してみっともないな」
 スプーンを持つ手の先で、天城が薄く笑った。たまにこうだ。子供扱いなんかして。
「そんな顔してません」
「してたさ」
 ほら、と満面の笑みでスプーンを押し付けられて、仕方なく口を開いた。含まされた冷たさと甘さ、滑らかさに頬が緩みそうになるのを努力して抑える。おいしいだろう、と笑った天城に、俺が買ってきたんです、と言い返す。そうだったなともう一度アイスクリームの表面を削ったスプーンが差し出され、今度は中空で世良を待つそれを、大人しく口に含んだ。天城が満足気に目を細める。
 アイスを食べ終えると、再び暑さが二人を襲う。クーラーをつけようかとも思ったが、普段とは違う天城の姿が新鮮で、少々惜しい。幸い彼は暑い以外の文句を言わず、シャツの裾で自分の体を扇いでいる。いきなり袖が引っ張られたと思ったら、彼の額を拭わされる。あの、タオルじゃないです。一応口にした文句は無視されて、熱く湿った彼の体が被さってくる。
「あの」
「ジュノ」
「……暑いんですね」
 くっついたら、余計に暑いだけだと思うのだけれど。横から抱きついてきた天城は世良の二の腕に顔を押し付ける。誘ってるのかなとも思ったが、どうやら茹だっただけらしい。「あーまーぎーせーんーせーい」子供をあやすようにゆっくり名前を呼びながら、腋の下に手を入れて持ち上げ、布団に転がす。意識はある筈なのに体は眠っているときのように重く、熱い。気温は高いが空気の乾いたモンテカルロに慣れた彼の体は、気温も湿度も高い日本の夏に、とことん弱いらしかった。
「ジュノ」
「はいはい、お水をどうぞ」
 布団の横に座り、時折呼ばれる天城の望みに応える。「ジュノ」「あ、扇風機向けますね」「ジュノ」「もうアイスはありませんよ」「ジュノ」「目、乾いちゃいました? 扇風機ちょっと除けます」「ジュノ」「そろそろ夕方です。涼しくなってきましたよ」「……起きるか」
 手慰みに読んでいた医学書は半分以上ページが捲られていたが、世良は未練なくぱたりと閉じた。蝉の声が聞こえなくなってきたのに気が付いて、開け放していたベランダの戸から外に目をやると、青く光っていた空は陰りを見せて、雲は橙に染まっている。天城がむくりと体を起こす。
「ジュノ」
 その声音の求めるところがわからず、世良は黙って天城の続きを待った。ベッドの上であぐらをかいて、天城がぽんと膝を叩く。
「銭湯に行こう」
 反対する理由は、特になかった。



 まだ暑さは残るものの風は温く、銭湯へと歩む夏の夕方は心地良い。天城の革靴はあまりに暑苦しかったので、世良のサンダルを貸している。履き慣れないサンダルの踵をぺたんぺたんと引きずる天城の横を、素足をスニーカーに突っ込んだ世良が歩く。手の甲が触れ合って、けれど握られない距離感がこそばゆい。手を繋ぐよりも恥ずかしく、天城を睨むと顔が赤いよジュノと笑われる。それでもすっかり暗くなった帰り道、天城はしっかりと手を繋いだ。半乾きの髪からシャンプーの香りが漂い、距離をとろうとすると強い力で引き寄せられる。銭湯に置いてあった同じシャンプーを使った筈なのに、彼の香りがやけに強い。そう思っていると、ジュノはいい匂いがするねと顔を寄せられた。ありえませんと否定しながら天城先生の方がと彼の髪に顔を寄せそうになり、すんでのところではっとする。まだ外だ。
 途中で見つけたお好み焼き屋で夕飯を済ませ、家に帰る。製作過程は全て世良に任せ、お好み焼きを堪能した天城はご機嫌だ。せっかく清潔になった髪に油の匂いがついてしまったが、天城が文句を言わないからいいかと楽観視する。気付いていないだけかもしれないが。
「布団、一つしかないですけど」
「構わないさ」
 天城がにっと笑い、布団に座って世良の手を引いた。黒いシャツの胸元から鎖骨が覗き、ずっと逸らせていた視線が吸い寄せられる。観念して世良が溜息を吐くと、不服そうに天城が唇を尖らせた。
「だって先生、今日お疲れのようですから」
「そんなことはない」
「……自分の言葉には責任持ってくださいよ?」
 俺まだ若いんで、と心の中で付け加え、世良は天城の鎖骨にくちづけた。生温かい夜の風が部屋をわたり、活動時間を間違えた蝉がしぶとく鳴いている。熱い天城のてのひらが世良の髪を撫で、その輪郭はシーツに溶けていく。真夏の夜の夢。甘い夢。まどろみに誘うキスを、交わした。



 翌朝目を覚ますと天城は既に起きていて、目をこする世良に顔を洗えと微笑んだ。彼はと見ると着替えを済ませ、今日はシルエットのゆったりとした、綿のシャツを纏っている。下はチノパン。いつも通り洒落ているけれどカジュアルだ。今日は病院に戻る筈なのに、どうしたことだろう。
「間違えてジュノの休みを二日分申請してしまってな。今日も休みさ」
 絶対わざとだ。降って湧いたもう一日の休みは正直嬉しかったけれど、仕方ないなという風情を装って溜息を吐く。
「じゃあ、今日はどこか遊びに行きましょうか」
 顔を洗い、外出用のYシャツに着替えた。映画か、水族館か。そのどちらかが妥当だろう。いつの間にか背後をとった天城が世良の肩に顎を載せ、迷った時間を無に帰すように言う。
「外は暑いから嫌だ」
 本当にこの貴族様はわがままだ。あなたの車で行けばいいじゃないか、と思いながら頷いて、とりあえず。近すぎる唇を、本日最初の食べ物にした。










 夏になると、世良は今でもあの二日間を思い出す。
 眩い光に包まれた、彼との最初で最後の夏休みを。





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2012.07.09.
せらまぎin夏休み。
天城先生は旧教授室に住んでいる設定です。
せらまぎせらまぎと思っていたら、
天城先生がかわいく世良ちゃんがかっこよくなりすぎた気がします。